「中国十大荒唐禁令」 2005年12月18日

はてさて、世の中には??な禁止令が色々あるもので・・・

かの国は何かとこの手の話題を提供してくれ、日々に笑いという潤いを与えてくれますが、先ごろネット上で「荒唐無稽な禁止令ベスト10」の投票がなされ、結果が出ました。

1.「小中学校の教師たるもの、女性に無理やりな猥褻行為をしてはならない」(湖南省益陽市)
・・いや、、これはもう当たり前というか、、禁止令以前に法に触れますが?? かてて加えて皆さん聖職であるはずの教師??いまや性職に成り下がりなんでしょうか?

2.「礼儀正しきサルであれ!」(成都龍池政府)e0048888_15212224.gif
・・え!?サル? 観光地である龍池はお山のおサルが人気。 ただ、日光と同じで、人なれしたサルが観光客の食べ物を奪ったりなどのトラブルが激増。 にしても、、サルを対象の禁止令なんて聞いたことがないし・・・ まさに「聞かザル」状態? でも、礼儀正しいおサルって見てみたいです。

3.「婚姻証明無き男女が一緒に住むことを固く禁ずる」(江蘇省)
・・じゃあ、親子兄弟姉妹はどうしたらいいんでしょう?

4.「女性の公務員は乳房が左右対称でなければならない」(湖南省)
・・2004年度の公務員試験を受けた女性の内20%がこの「左右対称の乳房」規定に合わないという事で不合格となったそうです。 いや、、何か言う気にすらなりません・・・

5.「男性上司に女性秘書をつけるべからず」(四川省政府)
・・ええ、ご想像の通りです。 女性秘書に手を出してしまう上司が多いんでしょうねぇ

6.「税関職員は密輸を手伝ってはならない
・・当然ですね。 以前かの国の税関で取り上げられた私のノリせんべいは3時のおやつになったのでしょうか?(おいしそうな方だけ取り上げられたのって・・)

7.「ウェスト2尺7(約85センチ)以上の警官はクビ」(ハルピン市公安局)
・・2005年6月、ハルピン市では警官のスリム化命令が発令されたそうで、「豊満」な方々には受難の年となったようです。

8.「この12種類の歩き方をした者は処罰」(四川省)
・・え~、歩き方までとやかく言われちゃうんですかぁ?? 嬉しくってスキップっていうのは駄目なんでしょうかねぇ・・・

9.「公用金での賭けマージャン禁止」(陝西省安康市)
・・みんな知ってます。 あ、日本でも最近多いですね。 公用金に手をつけるウツケ者が。 台湾でも賭けマージャンは一応禁止されていますが、やはり皆さん賭けているようで。
例え親兄弟でも、負けはきっちりキャッシュでその場で精算という鉄の掟があるようです。

10.「飲んだら乗るな」(山東省)
・・一見するとごもっともですが、どうやらある特定の人が様々な違反を繰り返すために、どんどん禁止令を追加している模様。

寒波襲来で思いがけない寒さに震える日々に明るい話題を提供してくれるかの国に感謝しつつ・・
(個人的にはおサルの禁止令が好きです)
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# by HANNIEW | 2005-12-18 21:20 | 台北の街角から

「宗教メディア」 2005年11月30日

 国民一人当たりの寺院数が最も多い国台湾では、その「宗教力」が様々な分野に及んでいる。とは言え、皆が熱心な信者という訳でもなく、いわば生活密着型。

 例えば音楽。お経をポップにアレンジしたものや念仏のロックバージョン、はたまたヒーリングミュージックなど、宗教音楽の概念を覆すようなものも多く、ちゃんと流行り廃りがあって「ベストヒット宗教音楽」賞もあり、一般の人も普通に聞いている(ちなみに日本人の歌い手も台湾で活躍中)。

e0048888_1832936.jpg ← 日本人歌手<伊藤佳代>氏。 人気上昇中

 次にテレビやラジオ。主だった団体はそれぞれ専門チャンネルを持ち、布教活動のみならず、ドラマや自然保護、音楽番組やコメディーなど内容もバラエティー豊か。ケーブルテレビだけでも十チャンネルはこの手の局。恐ろしく台湾語の流暢なキリスト教系外国人宣教師なぞは、宗教と全く関係ないTVのCMで愛嬌を振りまいたりして人気。

これも宗教音楽CD→e0048888_186156.jpg
こんなPOPなジャケットと宗教って・・


 さて我らが出版界。信者向けの啓蒙本や占いはもちろんの事、非信者でも「うんうん、そうだよなー」と読める人生のヒント本や、中にはNATIONAL GEOGRAPHICのような自然科学シリーズもあり、その多くが一般書店でも販売されて、ベストセラーになるものも。

 一般の出版物と違うのは、やはりバックには信者がいるため、出版前からある程度の販売数が見込めたり、定期購読ものには一年予約ならぬ十年予約(前払い)なんてありがたい(ありえない?)ケースも良くあること。台北のブックフェアーで袈裟を着た僧侶や尼僧がやたら目に付くのもこういった背景から。

 仏教・道教儒教などが渾然一体となった様は、色んな文化や民族や思いが混沌としている台湾らしいのではありましょう。

 さて今宵は台湾版ポップ琵琶法師の曲をバックにお香でも焚いて見ましょうか。
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# by HANNIEW | 2005-11-30 17:58 | 出版やら本屋やら

「書店南北」(2005年10月25日)

 ちょっと上海に来たので、書店めぐりを。

 超大型書店「上海書城」を始め、主だった本屋が軒をつらねる福州路。丁度日曜日とあって、すごい人出。以前と比べると格段に高くなった値段もものともせず、老いも若きも手に手に本を。

e0048888_18252928.jpg←「上海書城」 巨大です・・

華人のセンスは似ているのか、店の内装や書籍のディスプレイなどは台湾テイスト。立ち読みならぬ「座り読み」のお客さんがそこここにいるのも同じで、自分がまだ台北にいるのかと錯覚してしまうほど。e0048888_18253312.jpg

 すでに新古書店やバーゲンブック書店もあり、又、一般書店でも「○○フェア」と称して出版されてから五年以内の比較的新しい本を2~5掛けで販売。読者も慣れた様子で「この出版社のは何割引き?」と聞いている。一応の定価販売だが、一度購入すると自動的に会員となり次回からは10%オフなどのシステムをとる書店も。

e0048888_18283751.jpg←本のキロ売り・・

 台湾ではコンビニにも置かれている日本の原文書籍・雑誌は流石に見かけなかったけれど、アニメ、漫画コーナーは日本の版権本がうず高く平積み。定番の村上春樹ものも相変わらずの人気の様子。専門書店もポチポチ出来、深夜まで営業するブックカフェまで登場。よく見れば、本の多様性はまだまだで、さてこれから様々な文化を受け入れていくのかどうかは大きな?マーク。

 ここ上海の本屋の熱気だけを見たら、その昔、靴下が何億足も売れるんじゃないかと夢見た外国商人の気持ちも分かる気が。時折報道される内陸部の悲惨な様子と、目の前を通る裕福そうな家族の両方ともが妙に現実味を帯びない。

 最近ちょっと萎縮気味で、どうやらハード面では「負け」てる感が強いけれど、ここで一つ海洋民族の元気さで勝負だなぁ!と南の本屋は華やかな交差点で仁王立ちするのでした。
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# by HANNIEW | 2005-10-25 18:23 | 出版やら本屋やら

金庸カード(2005.9.25)

 意外な程のクレジットカード社会である台湾。手続きの審査も簡単で、年会費が実質無料のものが多いため、皆3~4枚のカード保有率。当然カード犯罪も多く、カード使用ごとに携帯メールに確認通知を出すなどのサービス(予防策?)も発達しています。

 銀行系に始まり、それこそありとあらゆる業種とのコラボでカードが発行されている中、とうとう出ました「出版社系カード」。

 遠流出版集団がこの11月からVISAとの提携で発行する「金庸カード」は出版社系カードとしては世界初の試み。遠流30周年記念の目玉としてのカードですが、「食べたり飲んだり遊んだりの娯楽だけではなく、もっと文化に目を向けて(消費して)欲しい」との願いから、一般のカード機能プラス指定書店での書籍の割引や、その支払いの無利子での分割払いが可能だったりするようです。
 おりしもここ数年の金庸ブーム。この作家のサイン入りカードとなれば、そこそこ人気も出るのでは?

e0048888_1657523.jpg 金庸と言えばその壮大でロマンあふれる作風が人気の「武侠小説」作家。華人世界で今一番読まれている作家の一人でもあり、日本でも翻訳本が多く発行され熱心なファンも多いとか。
 遠流社は随分以前から金庸作品に力を入れ、台湾で金庸と言えば遠流出版を思いつくほど。今回のカード発表会にも金庸本人が駆けつけ花を添えました。
 何でも試してみようという台湾魂はまだ衰えていないようで、このカードが成功すれば二匹目三匹目の泥鰌を狙った作家カードが発行される事かと。

 日本でも作家カードが発行され、そのカードで支払えばそこの出版社の本は割引(キャッシュバックなど)って事になったら・・あれ?結構いけるかも。○○さんのサイン入りカードなら私も欲しいくらいです。
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# by HANNIEW | 2005-09-25 16:47 | 出版やら本屋やら

三つの没有(2005.9.5)

三種の神器とも言われる殺し文句、三つの没有

<没有問題> → うんうん、大丈夫ですよ~
<没有関係> → いやぁ、そんな事気にしなくてもOKOK~
<没有方法> → うーん、、無理。ちょっと駄目かも~

中華圏を旅行したり、仕事で拘ったり、中国語を学ばれたりした方にはお馴染みのフレーズかと思います。
色々な場面でこの<没有~>が活躍(?)しますが、此れがまた中々の外人泣かせ。
例えばあるプロジェクトで・・
A:「この計画、ちゃんと手配してあるんだろうね??」
B:「没有問題!!」
 ~暫くして、Aは何やらトラブルの気配を察知
A:「ねぇねぇ、あの会社の悪い噂聞いたんだけど大丈夫なの?」
B:「没有関係!!」
 ~で、やっぱりトラブル発生。のっぴきならない状況に
A:「うひゃーー!どうするの、これ!? 何か手は打てるんでしょ??」
B:「没有方法~」
と、このように活用いたします。

いい加減だーと言ってしまえば簡単ですが、まぁ大抵の場合、相手に悪意はありません。
いわば一種の「癖」みたいなものだとご理解いただければ。 慣れてくると、これが本当に「没有」なのかどうかも分かるようにもなります。

と、余裕綽々でこんなことを言っておりますが、この微妙なニュアンスを理解するまで、「没有方法という悪い口は、この口か~」と何度も(心の中で)叫んでおりました。

どこぞの英語教室のCMじゃあありませんが、「異文化交流」には摩擦がつきもの。 腹が立っても、全く理解できなくても、とりあえず相手はそうなんだなぁと認めるのが第一歩かと。 ついでに「なるほどね~」と感心しちゃったりすればこっちのもの。

「人は人、我は我、されど仲良し」

この境地に至るまではまだまだ遠い道のりが・・
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# by HANNIEW | 2005-09-05 16:40 | 台北の街角から

出版ゴロ(2005.8.24)

 どこの世界にもいるものです、ゴロと呼ばれる人たちが。

 黎明期の台湾出版界は、思想統制も有る中、弾圧などの苦労なんぞものともしない志の高い創始者が多かったようですが(客家系中心)、「海賊版王国」と揶揄された頃は、ゴロではなく本物のヤクザ系が随分と出版界でも活躍しておりました。

 現在ヤクザ系出版社は、本体は開店休業状態とし、子会社・別会社を作ってちゃっかりとカタギの振りをしている所が殆ど。コピー版全盛期には、自分が既に違法コピーなのに「無断コピーを禁ずる」とした(孫コピーは駄目って事でしょうか)本をよく見かけたものですが、それも昔話。

 音楽や映像、ゲーム、ソフトなどの海賊版はまだまだ流通していますが(音楽関係は激減)、出版物はせいぜい写真を何枚か無断使用やら生地を一部拝借程度で、以前のように一冊丸々コピーだの、何冊かのいい所だけを編集しなおした「BEST OF~」的な本はほぼ絶滅。

 今や良くも悪くも大人しくなった台湾出版界ですが、またもや怪しい動きが。ここ数年で中国図書の台湾での販売が緩和され、現在は一部思想的・政治的なものを除いては殆ど開放状態。すると特に欧米系出版物の中国産海賊版が台湾の書店にも流れてくるように。ここでどうも日本人関係者の影がちらほらと。

 既に一線は退いたものの、未だに多少の影響力があると思われる人達が、あちら側のゴロとつるんで悪さをしている姿があるようで。

 何でもいいから一旗上げてやれ!と息巻く若者じゃあるまいし、以前は「出版と言うものはなぁ~」と後輩指導なんぞをしていたのかと思うと、クーラーも要らないほどに冷え冷えとしてきます。

 「武士は食わねど~」は無理そうですが、ちょっと食べて楊枝は手で隠しつつ実りを感謝する気持ちだけは忘れたくないものです。
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# by HANNIEW | 2005-08-24 21:26 | 出版やら本屋やら

台北動物考(2005.8.17)

ほんの4-5年前までは、台北の街中にのんびり昼寝をする野良犬君の姿が見受けられましたが、衛生強化との事で政府による野犬狩りが行われ、今やこの近所でも1匹も見られなくなってしまいました。

野良犬と聞くと怖いイメージがありますが、台湾のノラ君はいたっておとなしいもの。 よほどの事がない限り、人を噛んだりする事もなく、寂しい目をして車の陰にうずくまっているタイプが殆ど。 湿気の多い気候のため、皮膚病でぼろぼろになってしまった犬も多く、哀れな感じすらしていました。 でも、そんな光景ももう殆ど見られません。
動物愛護団体もできるだけの保護活動はしたようですが、やはり中々・・ 悲しい運命をたどったノラ君が多いことでしょう。

犬といえばやはり猫。 10年ほど前は圧倒的に犬派が多かったのですが、今は猫派もかなり増殖中。 ちなみに野犬狩りの時についでに捉えられてしまった猫も多かったのでした(猫狩りというのはあまり聞いたことないですよね)。
恨みを晴らすために、死んだ猫をその人の家の前の木に吊るしておく、という怖い習慣も昔はあったようですが、今や猫もすっかりペットとしての地位を確立しつつあるようです。 「猫は嫌い!」と言い切る人も10年前に比べると激減しましたし。

あちら中国でもペットブーム到来とかですが、人間のおなかがくちくならないと中々ペットまでは手が回らないのかもしれません。
e0048888_21204912.jpg店の前でノラ猫君が子猫を2匹生みました。
嫁入り道具(缶詰やら猫砂)を持たせ、晴れて2匹とも「家猫」人生を歩むことに。


ただ台湾ではかなり貧しい時期にも犬は門番、猫はネズミ捕りとして飼われていたというか、なんとなく家にいてご飯の残り物をもらっていたようでもあります。 其の頃は家の軒先にやかんに入れた水を置き、ちょっと疲れた人や、ご近所さんが自由に水を飲んでいたというおおらかな時代でもありました。

犬も猫も、ペットショップから購入のパターンが一番多いようですが、人の集まる花市などでも子犬などを抱えて、青空ペットショップをやっている人もよく見かけます。 ま、この場合、購入後にその人と連絡がつかなくなることがよくあり、病気を抱えている子をだまって売り払ってしまうような心なき業者もいるので注意が必要かと。

買う人あれば捨てる人有り。 特に犬は「吼えるから」「散歩が面倒だから」などという恐ろしげな理由で山に捨てられること多し。
鳴くのも、散歩も最初っから分かってるだろうが!!と問い詰めたくなりますが・・
台北近郊にある「陽明山」などは、姥捨てならぬ犬捨て山として有名です。 まぁ、この辺りの状況は日本と変わらないでしょう。
町も人もそれなりにこなれてきて、お財布事情も多少よくなると次にたどる道はいずこも同じなのでしょうか。

のんびりしててアバウトな所も多く頭の痛い事もあるけれど、それでも、「おおらかさ」やら「思いやり」といった面は消えて欲しくないものです。

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# by HANNIEW | 2005-08-17 21:22 | 台北の街角から

冷たい夏(2005.8.15)

東アジアきっての親日として知られる台湾も、今年の夏は少々異常気象。

毎年この時期には、第二次世界大戦関連の記録フィルムやら特集やらが組まれるのは日本と同じだけれど、今年は「日本はどんなに悪い奴だったか」の方向での報道がやけに多かった気が・・

中国と台湾の微妙なバランスも最近はどうもくずれつつあり、「I LOVE CHINA」派がぐぐーっつと増加中なのも大きな要因の一つかと。

元々、台湾のマスコミ、特にテレビなどは政治的圧力を受けやすい体質で、国民党時代には「台湾語の放送は一日何%まで」などの規定まであったとか。 今は台湾語だけではなく、客家チャンネルや原住民チャンネルまであり、それはそれで非常に喜ばしいことだけれど、これも、選挙民の「清き一票」狙いという面も。

e0048888_13414054.jpg新聞もかなり、その政治的立場をはっきり見て取ることができる。
緑色派(独立派系統。緑は民進党党旗の色)、藍色派(統一派系統。藍色は国民党党旗の色)、そして一部の中立派と、そんなこと関係ないね!のゴシップ派(香港資本の蘋果報などがその代表。一番ひどかった時の日本のFRID○YやFOC○Sっぽい感じ)
・・ ま、己の信じる所を貫くという点では、日本のマスコミよりマスコミらしいとも言えるかも知れないけれど(笑e0048888_13421595.jpg

プラス、ここ何年か台湾のTV界に中国資本がかなり投下されているという事もあり、藍色派のTV報道は突っ込みどころ満載。
何しろ「抗日記念60周年」と謳っているし。 いや、、あの頃は台湾は日本の植民地で「日本」として一緒に戦っていたんだけど、、(突っ込み1)
「NHKの受信料不払いは小泉首相の靖国参拝報道に怒った日本人の抗議行動」 → いや、、これには流石にびっくり!ちょっと無理がありすぎです。
とまぁ、こんな感じで、かなーり偏った感じの番組が去年の何倍も見られた今年なのでした。

もちろん、史実をできるだけ公平に扱った報道もちゃんとありますので、ご心配なきよう。

外の太陽はこんなにギンギラなのに、どうも心寒い夏日となってしまった、本日8月15日なのでした。

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# by HANNIEW | 2005-08-15 17:33 | 台北の街角から

台湾マンガ(2005.8.1)

 マンガと言えば「日本の」と枕詞がつくぐらい台湾に浸透しているのはご存知の通り。

 100チャンネルほどあるケーブルテレビでも日本アニメ専門チャンネルがありコナン君が流暢な中国語を話していたりするし、メイド喫茶もあれば、ガンプラ(ガンダムプラモデル)店の前ではウィンドウに張り付いた男の子達。そこここにあるマンガ喫茶も営業マンのおサボり・・イエイエ憩いの場としてしっかり機能中。日本と変わらぬ光景があります。(ちなみにマンガ喫茶の殆どは24時間営業。コーヒーなどフリードリンクで一分1台湾ドル計算、市内電話無料、ネットもokが殆ど)
e0048888_561750.jpg

鄭問氏の代表作
この絵柄は新鮮でした!


 巷に漫画が溢れているのに、一般書店では意外にも殆ど漫画は置いておらず、読者は漫画専門店やネットで購入するか、マンガ喫茶で読みまくるのが一般的。貸本屋もまだまだ健在です。

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                    「鋼之煉金術師」
                    鋼の錬金術師」は台湾でも人気。
                    DVDも売れ行き好調。
                    ええ、、買ってしまいました。


 日本からの輸入物が優勢ですが、台湾の漫画家も確実に育ってきています。ネット上での作品発表が多いRIVER氏(シモネタ多し)、中国でもブレイクした朱徳庸氏(小市民の喜怒哀楽もの)、洋服デザイナーから転身した張妙如氏、などなど。そこそこ有名な漫画家だけでも30名はいます。

 絵柄は日本風のものが目立ちますが、台湾独特のタッチも見られ(朱氏など)、特に鄭問氏は筆のみを使用した力強い作風で、日本でも人気を博した「東周英雄伝」でお馴染みかと。氏はPS2ゲームのキャラクターデザインも手掛けるなど台湾マンガ界の希望の星でしたが、アシスタント不足などで日本での活動は休止中。漫画家を育てる機関や活動上のシステムが整っていないため、実力はあっても動けない事が良くあるのも現状。これからの大きな課題でもありましょう。

 色々厳しい環境の中、それでも手探りで着実に活動をしている台湾漫画。MADE IN TAIWANの漫画もキテルよね~と言われる日も遠くない!はず。

(「文化通信」にも掲載)

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# by HANNIEW | 2005-08-01 04:48 | 出版やら本屋やら

夏来たりて・・・(2005.7)

  夏です。夏といえば「戦争物」。この時期は関係各国ともこぞってTVなどで特集番組を組んだり記念出版をしてみたり。
 今年はスタートダッシュが早く、反日デモやら領土問題があちこちで起こり、仲良し路線でやってきた台湾すらも漁業権でもめています。

 出版界では6月末に中国の解放軍出版社が中心となり全国100店の書店と共に反日ブックフェアーを展開。こちらで叩かれあちらで嫌われの状況で、日韓共同雑誌「日韓文化FOCUS」の創刊はちょっと希望の持てるお話。

e0048888_543194.jpg
TVでもお馴染みの「茶さん」(リンク有)
日本もこれぐらいPOPな
キャラクターを作って
宣伝したら面白いのに・・


 むろん政府レベルや学術交流、出版界の交流は盛んに行われていますが、親日として自他共に認める台湾ですら「老百姓」(一般市民)が実際に目にして耳に聞くのは相変わらず漫画・ファッション・グルメが中心。「日本の奥さんは三つ指ついてくれる」という美しい誤解が根強く語られ、逆に鬼のような残虐な日本人像も中々払拭しきれていない状況。

 いずこも苦しい台所事情ではありますが、だからこそ明日のためにそろそろ本気で種まきをする時期なのでは? 出版物の形だけにとらわれず、日本紹介TV番組を作って各国で流すのは王道ですし(温泉紹介シリーズはもう飽きました)、ネットで各国共同のイベントを行っても楽しい。もっと我々の身近な形で「あいつも悪い奴ではなさそうじゃん!」と思わせるきっかけが欲しいものです。(個人の活動は限りがあるのでここは一つ得意の集団戦略を!)

 駐在大使も豪華ディナー食べてる予算があったら、こ洒落た小冊子(文字ばっかりは疲れます)でも作ってその国の大学や図書館、その他目に付く場所にバンバン送りつけるぐらいしないと、明日の日本はアジアの孤児。

 さて、今日も「優しい日本女性」のイメージを一新するべく草の根交流に励むとしますか。

(「文化通信」にも掲載)

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# by HANNIEW | 2005-07-01 04:47 | 出版やら本屋やら


本屋稼業の色々や、台北の徒然をポチポチと


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台湾の美術書店です。 台北の片隅で日々本に囲まれ10年以上。 ぽつぽつですが思いついたことなどを書いてゆきたいと。
本家汗牛HPも御贔屓に!
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